おしっこの話?蛋白尿と言われたら!
おしっこの話? タンパク尿と言われたら!
慢性腎臓病になると腎不全(透析)のみならず、心筋梗塞、脳卒中などの発症や死亡の危険性が高くなります。そのため、慢性腎臓病を早期に見つけることが重要です。
慢性腎臓病の原因は、主に慢性腎炎や糖尿病、高血圧などがありますが、その他にも色々な原因があります。
慢性腎臓病の診断には、尿検査(蛋白尿や血尿など)と血清クレアチニン値の両方が必要です。多くの場合、慢性腎臓病では自覚症状が透析の直前まで出にくいため、早期発見には検診での尿検査が欠かせません。また、検尿により泌尿器疾患(腎臓や尿管、膀胱、前立腺の癌や結石など)の発見につながることもあります。さらに、尿検査は慢性腎臓病の早期発見のみならず、治療がうまくいっているかどうかの判断にも役立ちます。治療の経過が良い時は、蛋白尿が減少します。検尿は簡単で安価な検査ですが、とても大切な検査です。
特に毎年検尿で異常が出ている方は要注意です。自覚症状がないからといって放置しないようにしましょう。